白州蒸溜所見学ツアーが再開したとのことなので、早速行ってきました!
2022年5月13日より白州蒸溜所の見学ツアーが再開されたとの情報が公開されましたね!
過去に一度、リモート蒸溜所ツアーというものを経験したことがあったのですが
やはり現地に行って体験してみたい!ということもあり見学ツアーに申し込んでみてみました。
Contents
申し込み状況について
見学ツアー再開の申し込みは毎週月曜9:30より翌週1週間分の予約が行われております。
9:30になるとサーバーがかなり重く、アクセスがかなり難しくなりますが、順番待ちの画面が表示されるので、開いたまま待機すれば問題ありません。
私の体感ですが、土日祝日がすぐに埋まってしまい、その次に金曜と月曜が埋まっていく傾向があります。
ですが、どの曜日もすぐに埋まってしまうので、9:30になったらすぐにアクセスできるよう準備をする必要があります。
平日で予約が取れましたので、その内容をレポートします。
白州蒸溜所までのアクセス
白州蒸溜所は新宿から約2時間ほどで最寄り駅である「小淵沢駅」へ行き、そこからシャトルバスで白州蒸溜所へ向かいます。
ですが、シャトルバスは土日祝日しか出ていないので、平日の場合はタクシーで行く必要があります。
主要な駅からのアクセスをまとめるとこのようになっています。
新宿→小淵沢 約120分
静岡→甲府→小淵沢 約170分
新大阪→名古屋→塩尻→小淵沢 約205分
https://www.suntory.co.jp/factory/hakushu/access/
小淵沢駅の目の前にタクシー乗り場がありますので、事前にタクシーを手配していなくてもすぐに移動ができると思います。
片道は約2000円ほどです。(私は2090円かかりました)
白州蒸溜所
タクシーに乗って約15分ほどで白州蒸溜所に到着します。
受付で1000円を支払い、中に入ります。
レンガの道を進み、見学ツアーの集合場所である”ウイスキー博物館”へ向かいます。
案内板もありますので、広い蒸溜所でも道に迷うことはありません。
全体図を見ると、蒸溜所の広さが分かりますね。
ウイスキー博物館
ウイスキー博物館に入ると小さな熟成樽やミニポットスチルなどの展示物や歴史についてのパネルがあります。
ただ、2階や3階のフロアは閉鎖されていましたので注意してください。
ここで見学についての注意点を聞き、いざ蒸留所見学ツアーへ!
醸造施設
醸造の施設に入ると、空から見た白州蒸溜所の全体模型がおいてあります。
なるほど・・・こうなっているのか。
この模型を見るだけでも、白州蒸溜所の広さがわかりますね。
ウイスキーの原料となる、麦芽やピートなども展示されていました。
感染対策ということもあり、手にとったり、実際に匂いを嗅ぐことはできませんでしたが、実物を見るのは初めてなのでテンションが上がります。
さらに中に進むと、発酵槽がずらりと並んでいます。
湿度も高く、ウイスキーのあの香りがうっすらと広がります。
ウイスキーと言えばポットスチル。
食品衛生の管理のため、近づくことはできず、扉の窓越しからの見学になります。
窓越しとはいえ、生のポットスチルはやはり巨大でした。
熟成施設
熟成施設に入ると、よりウイスキーのあの香りが広がります。
中には数えきれないほどの樽が並び、熟成がされていました。
また、樽の種類も展示されているので、一番の見ごたえですね。
一番小さい樽はバーレルというらしく、180リットル入るようです。
熟成によって色がどのように変わっているのか、蓋が透明な樽も展示されており、今も熟成が行われているとのことです。
1973年と書かれた樽があるので、約50年ものの白州の原酒がここに眠っているということでしょうか!?
テイスティング
お待ちかねのテイスティング!
ホワイトオーク樽の原酒、ライトピーテッド原酒、白州が2つの計4つが用意されており、テイスティングが楽しめます。
4番目の白州はハイボール用に用意されており、白州森薫るハイボールを作ります。
通常のハイボールとは少し異なり、白州森薫るハイボールは最後にミントを添えます。
この清涼感がたまりませんね!
ちなみに、おつまみも用意されております。
今回は萩月のおせんべいとピュアチョコレートでした。(日によって変わるのかな?)
萩月のおせんべいって普通に買うと結構高かったような・・・。
テイスティングが終わると見学ツアーは終了です!
80分があっという間ですよ!
最後は隣にあるファクトリーショップ「イン・ザ・バレル」でお買い物をしましょう!
イン・ザ・バレルでお買い物
イン・ザ・バレルでは白州蒸溜所限定のシングルモルトや樽で作られたグッズなどが販売されています。
私が行った時は白州も白州蒸溜所限定シングルモルトも販売されていましたが、必ずあるという訳ではないため、早めに購入することをおすすめします。
なお、おひとり様1日1本と制限がありますので注意してください。
有料試飲
蒸溜所のもう一つの楽しみとして、有料試飲があります。
白州を筆頭に、山崎や響、蒸溜所限定のウイスキーなどを有料で試飲ができます。(試飲はどれも15mlです)
SNSでも話題になりましたが、私が行った時は最長熟成された白州や山崎などがまだ残っていたようでしたのでもちろん行かせていただきました。
白州25年,山崎25年,響30年の最強セットです!
お会計11000円になります!!
注文した時、後ろで並んでいた方も「すごい・・・初めて見た・・・」と声を漏らしていました。
私も、生でこの3本を見たのは初めてでしたので、かなり興奮しました。
ちなみに、私が頼んだ時は響30年がかなり少なくなっていましたが
「写真を撮ってもいいですか?」と聞いたら、写真映りの事を考えてくれて、もう1本出してくれました。(響30年が複数本あることにちょっと驚きました)
ありがとうございます!!
この3本を飲もうとすると1万円ではまず飲めません。平気で4万~5万はするでしょうね。(バーなどで3本おいてあること自体がかなりレアです)
心を落ち着かせて飲んでみましたが、私が飲んでいたウイスキーとは次元が違うレベルでした。
テイスティングノートなどで、「オレンジのような香り」や「ハチミツの風味」、「バニラ香」などのフレーズがありますが
ここまで熟成年数が長いと、まるで糖度の高い熟した果実のジューシーさが一気に舌に来ます。
響30年を飲んだ時はまさに「ジューシー」という言葉がすぐに出てくるでしょう。
これらはどれも余韻も長く、チェイサーを軽く口に含んでもすぐには消えません。
3種類の中でも、白州25年はチェイサーを含んだ時の香りの抜け感が特に際立っていました。
今はこれらの3つを試飲することができるようですが、今後も必ず飲めるという訳でもないので
超熟物が飲める今がチャンスなのかもしれません。
下手すると、一生飲めないレベルのものかもしれませんよ。
帰り
帰りは白州蒸溜所を少し散歩して、タクシーを手配して帰りました。
行きのタクシーで白州蒸溜所に行くことを伝えたところ、運転手さんからタクシー会社の連絡先をいただけたので帰りの手配も簡単でした。
初めての蒸溜所見学、終始テンションが上がりっぱなしでした。
超熟ウイスキーも飲め、お土産も手に入れ、非常に充実した1日でした。
今度は他の蒸溜所見学なんかも行ってみたいですね。
今回の旅
施設名: サントリー白州蒸溜所
住 所: 〒408-0316山梨県北杜市白州町鳥原2913-1
電 話: 0551-35-2211(電話受付時間9:30~16:30)
営業時間: 9:30~16:30(最終入場は16:00)
休業日: 年末年始・工場休業日(臨時休業あり)
■ 参考リンク
サントリー白州蒸溜所
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